LibreOffice

LibreOffice は無料で自由に使えるオープンソース1)のオフィスソフトである。

こちらからダウンロードして PC などにインストールできる。

PDF のガイド(日本語版は機械翻訳)が用意されている。

Microsoft Office との比較

LibreOffice Microsoft Office
ワープロ Writer Word
表計算 Calc Excel
プレゼンテーション Impress PowerPoint
図形描画 Draw
数式 Math Word, PowerPoint

LibreOffice と Microsoft Office の互換性

LibreOffice と Microsoft Office の間にはある程度の互換性があり、Microsoft Office で作ったファイルを LibreOffice で開いたり、逆に LibreOffice で作ったファイルを Microsoft Office で開くこともできる。

ただし、完全な互換性はないので注意が必要である。 例えば、Microsoft Office で作った .docx ファイルを LibreOffice で編集して上書き保存し、それを Microsoft Office で再び開くと見た目がかなり変わってしまうことがある。

異なるアプリケーションではファイルを開いて見るだけにしておいた方がよい。

ショートカットキー

ショートカットキーとは、操作を素早く行うためのキーの組み合わせである。 ショートカットキーを使えばマウスでクリックするよりも断然早く操作を行うことができる。

LibreOffice で使える主なショートカットキーを挙げる。 これらのショートカットキーは他のアプリケーション(Microsoft Office など)でも共通して使えることが多いので覚えておくと便利である。

ショートカットキー 英語 機能
Ctrl+N New 新規作成
Ctrl+O Open file ファイルを開く
Ctrl+S Save file ファイルの保存
Ctrl+W close Window ウインドウを閉じる
Ctrl+A select All 全て選択
Ctrl+C Copy コピー
Ctrl+X カット(切り取り)
Ctrl+V ペースト(貼り付け)
Ctrl+Z アンドゥ(直前の操作を無効にする)
Ctrl+Y リドゥ(アンドゥで無効にした操作をやり直す)
Ctrl+F Find 検索
Ctrl+H 置換
Ctrl+P Print 印刷

LibreOfficeのファイル形式

LibreOffice で内容を保存するために使われるファイル形式は ODF(Open Document Format)である。 ODF については、LibreOffice のウェブページ に以下のように書かれている。

LibreOfficeが利用するオープンドキュメント形式(Open Document Format:ODF)は、
いつでもデータにアクセスできる事を保証する完全にオープンでISO標準のファイル形式です。
(もちろん、文書にパスワードをかけて暗号化もできます。)
ODFは、標準化されているので他のオフィスソフトが実装してサポートすることもできますし、
また、多くのプログラムも同じようにできます。
ODFを利用することにより、ベンダーによる囲い込みやライセンス料を気にすることなく異なる
コンピューターやOSの間でデータをやり取りができます。

ODF や Microsoft Office(2007以降) のファイルは zip で圧縮されている。


ファイル形式の変更

ファイルを保存するときにファイル形式を変更することができる。

  1. メニューバーで [ファイル][名前を付けて保存] を選択する。
  2. ファイルを保存するディレクトリを選択し、上の「名前」のところにファイル名を入力する。
  3. 右下の [保存] ボタンの上にあるセレクタでファイル形式を選択する。
  4. [保存] ボタンをクリックする。
1)
オープンソースとはソースコードを誰でも自由に利用、修正、頒布することができるというもの。ただし、ライセンスによっていくつか制約がある。