プレゼンテーションではディスプレイやプロジェクタでスライドを表示して説明を行うのが一般的である。 スライド作成とスライド表示(スライドショー)はプレゼンテーションソフトで行う。 プレゼンテーションソフトの代表的なものとしては Microsoft PowerPoint, Keynote, LibreOffice Impress などがある。
[Libreoffice]
を選択する。[Impress プレゼンテーション]
をクリックする。[ファイルを開く]
をクリックする。
LibreOffice Impress を起動すると最初にテンプレート(ひな形)が表示されるかもしれない。
ここでスライドのデザインを選ぶことができるが、後でもできるので、とりあえず [キャンセル]
をクリックしよう。
部品 | 機能 |
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メニューバー | 様々な機能をメニューから選択して実行する。 |
ツールバー | 特別な機能を直接実行する。 |
サイドバー | 様々な設定を表示する。 |
ステータスバー | 状態を表示する。 |
スライドペイン | スライド一覧をサムネイルで表示する。 |
ワークスペース | スライドを編集する作業領域。 |
サイドバーやスライドペインは、メニューバーの[表示]
から表示・非表示を選択できるので、ワークスペースが狭いときは非表示にすると広くなる。
LibreOffice Impress で内容を保存するために使うファイルは拡張子が .odp のファイルになる。 Microsoft Office などと互換性を保つために以下のファイル形式も扱うことができる。
拡張子 | ファイル形式 |
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.odp | ODF プレゼンテーション(Open Document Presentation) |
.ppt | Microsoft PowerPoint用ファイル(97-2003) |
.pptx | Microsoft PowerPoint用ファイル(2007以降) |
LibreOffice Impress 起動時にはプレゼンテーションが新規作成されるが、編集時にも新しいウインドウを開いて新規作成できる。
メニューバー | [ファイル] →[新規作成] →[プレゼンテーション] を選択 |
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ツールバー | [新規作成] ボタンをクリック |
ショートカットキー | Ctrl+N |
既存のファイルを読み込む。
メニューバー | [ファイル] →[開く] を選択 |
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ツールバー | [開く] ボタンをクリック |
ショートカットキー | Ctrl+O |
現在編集中のプレゼンテーションをファイルに上書き保存する。
メニューバー | [ファイル] →[保存] を選択 |
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ツールバー | [保存ボタン] をクリック |
ショートカットキー | Ctrl+S |
現在編集中のプレゼンテーションを別のファイルに名前を付けて保存する。
メニューバー | [ファイル] →[名前を付けて保存] を選択 |
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ツールバー | [保存ボタン] の ▼ をクリックして [名前を付けて保存] を選択 |
ファイルのエクスポートとは、LibreOffice や Microsoft Word 以外のアプリケーションでも読み込めるように他のファイル形式に変換して保存することである。
メニューバー | [ファイル] →[エクスポート] を選択し、ファイル名入力のダイアログの右下でファイル形式を選択 |
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ファイル形式は PDF, JPEG, PNG などが選択できるが、アニメーション効果は無くなる。
PDF だと異なるアプリケーションでも見栄えがほとんど同じなので、編集の必要がない文書ファイルを他人に送るなら PDF にエクスポートして送った方がよい。
PDF に直接エクスポートするのであれば以下で簡単にできる。
メニューバー | [ファイル] →[次の形式でエクスポート] →[PDFとして直接エクスポート] |
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ツールバー | [PDFとして直接エクスポート] ボタンをクリック |
LibreOffice Impress では Writer のように文書を書いていくと自動的にページが追加されるようなことはない。 スライド枚数を増やすためには手動で追加する必要がある。
メニューバー | [スライド] →[新しいスライド] を選択 |
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ツールバー | [新しいスライド] ボタンをクリック |
ショートカットキー | Ctrl+M |
スライドのレイアウトはいくつか用意されている。
基本的なレイアウトは以下の二つである。
各スライドには一番上にタイトルを付けて、その下の領域に説明文や画像などのコンテンツを入れるのが一般的である。
編集中のスライドのレイアウトは以下で変更する。
メニューバー | [スライド] →[レイアウト] を選択 |
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ツールバー | [スライドレイアウト] ボタンをクリック |
サイドバー | 「プロパティ」の「レイアウト」の一覧から選択 |
テキストを入力したい場所をクリックかダブルクリックすることでテキストを入力できるようになる。
テキストについてのプロパティはサイドバーの「プロパティ」で変更できる。
サイドバー | 「プロパティ」の「リスト」から [箇条書きを切り替え] か [番号付けリストの切り替え] をクリック |
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箇条書きと番号付けリストはレベルを変更することができる。
サイドバー | 「プロパティ」の「段落」から [レベルを下げる] か [レベルを上げる] をクリック |
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サイドバー | 「プロパティ」の「段落」から [インデントを増やす] か [インデントを減らす] をクリック |
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画像などの図を挿入するには以下の操作を行う。
[挿入]
→[画像]
を選択する。[開く]
ボタンをクリックする。挿入した図はマウスでドラッグすることでサイズや位置を変えられる。
サイズを変える場合、図の角をドラッグすると縦横の比率を保ったまま変えられる。
Moodle Server(非公式) で第13回の小テストを受験しなさい。
スライドペインではスライド一覧がサムネイルで表示されるだけでなく、スライドに対して様々な操作ができる。
[新しいスライド]
を選択する。[スライドの複製]
を選択する。[スライドの削除]
を選択する。もしくは Delete を押す。[スライドを非表示]
を選択する。非表示にしたスライドはスライドショーで表示されなくなる。 一時的に不要なスライドを削除せずに表示しない場合に便利である。
複数のスライドを選択するにはいくつか方法がある。
スライドのデザインは自分でもできるが、あらかじめ用意されているものがから選ぶと楽である。
[マスタースライド]
ボタンをクリックする。[すべてのスライドに適用]
を選択する。スライドショーは画面にスライドのみを表示してプレゼンテーションを行うモードである。
メニューバー | [スライドショー] →[先頭のスライドから開始] を選択 |
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ツールバー | [先頭のスライドから開始] ボタンをクリック |
ショートカットキー | F5 |
メニューバー | [スライドショー] →[現在のスライドから開始] を選択 |
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ツールバー | [現在のスライドから開始] ボタンをクリック |
ショートカットキー | Shift+F5 |
キー | 機能 |
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Esc | スライドショーの終了 |
→↓SpaceEnterPageDownN | 次のスライドの表示 |
←↑BackSpacePageUpP | 前のスライドの表示 |
B . | 黒い画面を表示 |
W , | 白い画面を表示 |
メニューバー | [ファイル] →[印刷] を選択 |
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ツールバー | [印刷] ボタンをクリック |
ショートカットキー | Ctrl+P |
LibreOffice Impress では、複数枚のスライドを 1 枚の紙にまとめて印刷できる。 印刷して配布する場合は、この方が紙の節約になる。
[全般]
のタブを選択する。[A4 210mm × 297mm]
など適切なサイズを選択する。[縦]
を選択する。[LibreOffice Impress]
のタブを選択する。[配付資料]
を選択する。次回は MooTyper でタイピングの試験を行います。
Net WPM が少なくとも 20 以上になるように練習しておくこと。